海外旅行での楽しみの一つにショッピングがあります。おみやげ売り場でも英語を話せれば少しは楽しいかもしれません。
海外旅行の最終日、リゾートから空港までは旅行会社がタクシーを準備してくれていましたが、このタクシーはお土産屋さんと提携していて、お客を連れてくればいくらかの謝礼をもらえる仕組みになっていました。「チップは必要ないですから」 旅行会社の人にそう言われて安心してタクシーに乗り込みました。
当日は帰りの準備で忙しく朝食をとっていなかったので、タクシーを降りてから食堂を探そうとしたら、店長さんらしい人が強引に私たちを店内に連れ込もうとします(笑)。
ちょ、ちょっとぉ~。
“First of all, We’d like to have lunch, please. ” 昼飯食わせてくれ。
「何、食べたい?」 流暢な日本語で返されます。
“Curry, please. ”
一週間も英語ばかり話していると、日本語をしゃべっているのか英語をしゃべっているのかが分からなくなって、混乱してしまいます。
別の店員さんが呼ばれて、カレー屋さんまで連れていってくれました。途中で小路に入っていくときには、不安がらせないように、” shortcut the way. ” (近道するよ) と話しかけてくれました。
” We have only one day. ”
” One day shopping ! ”
” Ya. ”
” You speak good english. ”
この旅行で私の英語をホメてくれたのは、この店員さんだけでした(笑)。カレーを食べてからしばらくフラフラと色んな店を覗きながら、結局最初のお土産屋さんに戻りました。
カレー屋さんまで連れていってくれた店員さんが笑顔で迎えてくれて、やたらとすすめてくれるチョコレートには “Made in Australia ” の文字が・・・オーストラリア旅行じゃないいんですけど。
「親切にしてくれたから、まぁいいか」って一つだけ買いましたけど、こんなところがヤッパリ日本人なんでしょうねぇ。