長い英文も細かく分けることで理解しやすくなります。
長い英文は分けて考える
長い英文を最初から読んでいくと、最初に読んだ部分を忘れてしまって、最後まで読み切ったときには文の内容がまったく分からなくなってしまうものです。
フレーズごとに分けてみる
日本語でもそうですが、長い文章であっても一気に読んでしまうことはありません。ひとかたまりの意味を持ったフレーズ間で、ちょっとした空白の時間があるものです。
日本語なら句読点(、。)がそうですね。
「彼の仕事は、小説を書くことです。」だと、「彼の仕事は」と「小説を書くことです」と二つのフレーズに分けることができます。前のフレーズと後ろのフレーズをイコール(=)でつなぐことができます。
英語でも、この考え方は同じと考えてください。
中学校で使われている教科書は、タブレットなどで音声を聞くことができますね。同じ英文を何回か注意深く聞いてみると、ダラダラと話しているのではなく、ある単語と単語の間に空白の時間があることに気づくはずです。
例えば次の様な英文では、こんな感じで読んでいます。
According to my uncle, a lot of professional soccer players watched it when they were children.
(開隆堂SUNSHINE2)
According to my uncle,△a lot of professional soccer players△watched it△when they were children.
(△マークが間の瞬間です。)
日本語にすると、「叔父さんによると△多くのプロサッカー選手たち△それを見ていた△彼らが子どものころ」となります。
△部分をスラッシュ(/)に置き換えて、教科書に書き込んでみましょう。音読してみると、以前より楽に読めるようになったことが実感できるはずです。
According to my uncle, / a lot of professional soccor players / watched it / when they were children.
日本語にするときも、どこで区切ればいいかが一目で分かるので、すんなりと頭に入ってくるのではないでしょうか。
もし「間」が聞き取れなかったとしても、この例のようにひとかたまりの意味ごとにスラッシュを書き込んでみると、英語の意味が理解しやすくなります。
短い英文でも、このようにひとかたまりの意味ごとに区切ることで、意味を理解しやすくなります。
People can get new ideas from nature. I know another example. It may be more interesting than yogurt lids.
(開隆堂SUNSHINE2)
People / can get / new ideas / from nature. I know / another example. It may be / more interesting / than yogurt lids.
上の英文と下の英文を読み比べてみると、一目で違いが分かるのではないでしょうか。
音読が英語上達の決め手
中学校で習う英語は英語の基礎です。教科書に書き込んだスラッシュを意識しながら、正しい発音で何度も音読して暗記するようにしてください。
10回の音読より100回の音読。100回の音読より1000回の音読をすれば、いちいち日本語に翻訳しなくても英語の意味が理解できるようになります。