英語力をアップする方法で欠かせないのが「音読」です。音読とは簡単な英語の文章を声を出して読み上げることで、正しい発音の口慣らしや英語を英語で考える習慣をつけるのに効果的な方法です。
簡単な英語の文章を使うのは、新しい単語を覚えるのが目的ではなく、英語に慣れるのが目的だからです。子どものころに童話を何回も声を出して読んだ経験は誰にでもあると思いますが、それの英語版だと考えてください。
■英語を日本語に訳さない
単に英単語を暗記しているだけでは、実際の文章でどのように使うのかを理解できないことが多いと思います。たくさんの文章に触れることで(暗記するまで繰り返し読む)、英語を日本語に訳さないでイメージで感じることができるようになります。
おばあさんは川へ洗濯に・・・と聞くと、川で洗濯をしているおばあさんの姿を思い浮かべますよね。子どもは日本語しか知らないですから、言葉をイメージとむすびつけるわけです。
この練習を繰り返すことで、『英語 -> 日本語』ではなく、『英語 -> イメージ』が自然にできるようになります。逆に、『日本語 -> 英語』ではなく、『イメージ -> 英語』の力がつきますからスピーキングにも役立ちます。
■リスニングの力をつける
音読によって、「聴話読書」の書く以外のすべての項目を同時にしていることになります。目で見て、声に出して、耳で聞く。話せない単語は聞き取ることが難しいので、リスニングのトレーニングにもなります。
音読を始めるにはCDつきの教材を選ぶほうが、正しい発音や抑揚を覚えられて最適です。ある程度の文章をスラスラと音読できるようになったら、なるべく速く音読するようにしましょう。
自分が話すスピードが速くなると、速いスピードの英語が聞き取りやすくなるはずです。これが『英語 -> イメージ』の効果です。
英語の音読は同じ文章を繰り返し読む地味な作業なので少しつらいかもしれませんが、腕立て伏せや腹筋のトレーニングのようなものだと思って続けていれば、「やってて良かった」と思える日が必ずやってきます。
英語を音読する効果の体験談
高校時代、音読によって苦手だった英語の点数を大幅にアップさせた学習方法を紹介しています。考えなくても英語がスラスラでてくる、その学習方法とは・・・。
英語の音読にかける時間
音読には1日にどれくらい時間をかけたほうがいいのでしょうか。目的に応じた学習時間の目安を紹介しています。